どうしん生活情報誌『札歩路』
2016.8.11 第197号 7面
札歩路サポート で紹介されました。
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子どもの心に寄り添う支援活動
グリーフサポート【SaChi】
かけがえのない人と死別した子ども・若者を対象に支援活動を行っているボランティア団体『グリーフサポートSaChi』。グリーフとは、一般に『悲嘆』『悼み』と訳されますが、同会では怒りや自責など、さまざまな感情もとらえてサポートしています。
東日本大震災で被災した子どもたちの声を聴いていく中で、話を聴き取る技術を学び、辛い経験を持つ子どもの気持ちにもっと寄り添いたいと、2013年4月に有志で発足。国内外で経験を積んだ専門家の研修や講習を受けたスタッフ6人が中心になって運営しています。
毎月1回開催しているプログラムは遊びと会話が主体。ゲーム、お絵描き、ごっこ遊びの中から自然に発せられる言葉に耳を傾けます。『褒めたり励ましたりしがちですが、あるがままを受けとめることが大切です』と事務局長の佐々木一さん。気持ちを表現することは、子どもが成長する中で死を受け入れて、自分の歩みを進めていく上で助けになります。お母さんを亡くしたことを誰にも言えずにいた子が、人に話せるようになったことが『何よりうれしかった』と言います。
また、付き添いで来た保護者の気持ちを聴くために別室で親の会も開いています。
利用は無料。事前に電話で申し込みするか、ウェブサイトにお願いします。(亜)
問 札幌市北区北18条西3丁目ノースウェーブ N18-501
☎︎ 090-2871-5425